前回
感情線は「表情豊か」と
お伝えしました。
前回の記事:感情線に島が出る
線の形自体には
大きな変化はないが
線の細かい部分は
変化の多い線が
この感情線です。
主要線の中でも
最も鎖状になりやすいのが
この感情線です。
鎖状のおさらいをしながら
話を進めていきましょう。
〇 鎖状の線
鎖状は一見すると
島の連続に見えます。
状態としては
島の連続という解釈でも
問題ありません。
それでは、意味は
どのような意味になるのでしょうか。
鎖状の線の最大の特徴は
それが出現している線の
「意味を弱める」ことです。
ここでは、
「感情線」について
お話をしていますから、
「感情線の意味を弱める」
ということになります。
〇 具体的にどういう意味か
今までであれば、
「線の意味を弱める」イコール
「線の存在感が薄くなる」
「線の影響力が少なくなる」と考えれば
充分でした。
しかし、感情線の場合は
元々、生命線や頭脳線(知能線)に比べて
存在感は少ないのです。
では、どのような意味なのか。
感情線は
その人の感情の変化や安定感
感情的な傾向などを読み取ることができます。
そして、それは主に
恋愛や結婚の傾向として
現れます。
どんな人がタイプなのか
どんな人が合っているのか
(タイプと合っている人は違います)
そういったことがわかります。
これはあまり本などでは
言われていないことです。
そして、この鎖状の感情線は
「恋多きタイプ」を示します。
恋愛にフォーカスして言えば
人を好きになる頻度が高く
熱しやすく冷めやすいタイプです。
これは、既婚者であっても
この傾向は変わりません。
なので、本によっては
「浮気性」と書かれることもあります。
しかし、ここで私は釘を刺したいのは
いつも申し上げている通り
「ひとつの線で断定はできない」点です。
しかも、「浮気性」という言葉は
非常に誤解を生みます。
なぜなら、それが
恋愛に限ったことではないからです。
例えば、「多趣味」な人にも
「鎖状の感情線」が出ています。
様々な事に興味を持ち
いろんな事を学ぶ人も
浮気性の手相になります。
ですから、
鎖状の感情線だからといって
必ず浮気をするわけではありません。
ここがとても大切ですが、
メディアやブログなどでは
「浮気性」だけが注目されて
(その方が話題になるからです)
「こんな男には要注意」と
なりがちなんです。
これが、私が
今の手相をあまり好意的に見ていない
理由なのです。
〇 まとめ
感情線に出る「鎖状」は
「恋多き」人を示す。
人を好きになりやすく
熱しやすく冷めやすい傾向にある。
本によっては
「浮気性」と書かれることも。
しかし、これは必ず
「浮気をする」と言うことではない。
多趣味な人にも同じように
鎖状の感情線が出ます。
ひとつの線の状態だけで
断定することのないように
気をつけましょう。
共通しているのは
いろんな事に興味を持つ人
ということです。
これは素晴らしい個性ですから
どんどん伸ばして頂きたいと
思います。