前回から手相の細かい
「線の種類」のお話をしています。
前回は「支線」
今回はよく似た「分岐」を
お話していきます。
〇 分岐
手相の線が「分岐」している状態は
昔の手相書には
「又状線」と書かれていますが、
難しい表現なので
「分岐」と統一したいと思います。
「分岐」とはこのような状態です。
線の先端が
二股、またはそれ以上に分かれていて
なおかつ、
両方とも同じような太さの線である
というのが分岐です。
細かい事を言えば
分岐していても
多くの場合
どちらかが太い本線で
どちらかが細い支線であることが
多いわけですが、
先端が枝分かれしているのは
「分岐」と定義しています。
〇 分岐の意味
分岐の場合、
どのように見るのかは
やはり、
「どの線」に出ているのか
ということが重要で、
意味が大きく変わっていきます。
すべてをご紹介することが難しいので、
標準的な意味をお伝えします。
まず、「分岐」に関しては
大きく二つ意見に分かれます。
1つ目が「線が増えるから意味が増える」と
考える先生。
頭脳線で例えるならば、
2重頭脳線になっていると考える場合。
2つ目が「線が分かれているから意味が弱まる」と
考える先生。
頭脳線で例えるならば
キレイな線が二つに分かれてしまっているから
影響力が少なくなっていると考える場合。
全く意味が違ってきますよね。
私もとても悩みました。
どうすれば良いのだろうかと。
ハッキリ申し上げて、
私もまだ結論は出ていません。
ただ、間違いないことは
「分岐」だけに意味があるわけではありません。
「どの線」にあって、
「どこに向かっているのか」を
私は判断基準として
用いています。
分岐そのものの意味を定義するよりも
分かれた先がどこに向かうのか
という事に注目しましょう。
結婚で例えるならば
「離婚は悪い」と考えるようなものです。
運命を拝見していると
離婚がいい場合も多々あります。
かといって、
「離婚は良いことだ」とは
言えません。
「離婚」自体ではなく、
「その人の人生にとって」
どうなのか見なければいけません。
同じように、
分岐の意味だけにとらわれると
しっかりとした手相鑑定はできません。
〇 具体的には
こうやってお話しても
「なるほど」と感心して下さるでしょう。
しかし、実際自分で手相を見ると
「どういう意味なの?」ってわからなくなるのが
手相の罠です(笑)
例えば頭脳線で考えましょう。
頭脳線がまっすぐな人の場合。
頭脳線がまっすぐなのは「現実的」な考え方。
そこの先端が分岐して
傾斜している線が出ていたら、
それは「想像力」の印です。
これらの線の濃さは考慮せずに
考えると、
「現実的な要素が強い人だけれど
想像力も兼ね備えている人」と
見ることができます。
ちょっと難しいかもしれませんが、
このようなことを見られるようになると
手相はどんどん面白くなります。
細かい内容が続くので
毎日配信を2日に1回になっています。
1日復習する時間、実践する時間に
使って下さい。
簡単な話の時はまた毎日配信に戻ります。
「あれ、今日は配信されないな」と思ったら
それは「復習して欲しい内容なんだ」と
思って頂ければうれしいです。